弥富らんちゅうは、愛知県弥富地方に普及している品種になり、石川宗家の主催する日本らんちゅう協会を源流としています。
元々、弥富らんちゅうが誕生したきっかけとなったのが、行商の休憩所として金魚売りが一つの拠点として弥富を選択した事から、弥富地方の名産として定着するようになりました。
現在では、日本を代表するらんちょうブランドにまで成長し、年間4000万匹以上を取引する等、日本有数の流通網を持っている事でも話題を集めています。
弥富らんちゅうの特徴としては、全体的なバランスと優美な泳ぎ、綺麗な尾に定評があるのですが、独自のブランドとして門田から新しい智教らんちゅうの開発に成功する等、研究面でも高い評価を獲得しています。
こうした評価に関しては、源流である石川宗家も大絶賛しており、弥富らんちゅう等の各地で個性溢れるらんちゅうが飼育されるようになったのも嬉しい限りです。
弥富らんちゅうは、個人で購入する事が出来ますので、初めてらんちゅうを飼育するという方にもかなりお勧めできますよ。
深見らんちゅうとは、深見光春さんが飼育・販売しているらんちゅうになります。
深見養魚場は、愛知県弥富町にあり、誰でも気軽に訪問する事が可能になっているのが、深見らんちゅうの最大の特徴になります。
この養魚場は、ランチュウばかりではなく桜錦や江戸錦でも良く知られています。
有名ならんちゅう愛好家さえも深見養魚場へと見学に来るほどで、宗家の日本らんちゅう協会全国品評大会でもいつも成績優秀です。
そんな感じで注目されているのがこの深見らんちゅうになります。
深見らんちゅうは、あくまで弥富らんちゅうの流れになるため、ブリーダーの間では弥富らんちゅうの一種としての評価が寄せられていますが、一般の愛好家からは完全に深見養魚場のオリジナルのブランドとして見られるようになってきました。
これは、弥富らんちゅうの代表的な存在のひとつになるのが深見らんちゅうで、その深見養魚場のたゆまぬ努力が本来の観賞用としての金魚の美しさを追求した結果だと言われています。
深見養魚場ではかなり親切ならんちゅうレクチャーも行ってくれていますので、こちらも要チェックです。
智教らんちゅうとは、出口智教さんが飼育・販売しているらんちゅうになります。
出口智教さんは、弥富らんちゅうの名門、門田教宗の孫にあたる人物で、宗家と劣らないノウハウを持っているブリーダーとして、日本各地で絶賛されています。
智教らんちゅうが持っている特徴は、美しい泳ぎをするだけではなく、金魚の健康面を考慮している点でしょう。
現在は、智教らんちゅうとして各地に販売を行っていますが、さらに体調の優れた品種を生み出そうと日夜研究を重ねています。
石川宗家とまったく同じスタンスで飼育をしており、飼育場には一般の人も見学する事が可能になって気軽に立ち寄れるようになっています。
ランチュウの飼育は、その時代、時代で流行があるのですが、そのようなトレンディを追い求めず品があり健康的な魚の飼育を目指しているのが智教らんちゅうです。
最近の品評会は肉劉と尾ひれが重視される傾向にあり、体躯に関してはかなり抑え目な評価がされるようになってきていますが、智教らんちゅうは体躯が大きく、健康で病気に強いというメリットを持っています。
品評会目的の方はメインではなくかけ合わせの候補としても選定できるようですね。